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ネクタイ

 

先日、フィレンツェでテーラーをされている方が来日中で、お会いする機会があり、

勉強させてもらっていたところ、

クラシックかつ軽快で抜けた着こなしの中に一際目立つネクタイをされていました。

一見どこが違うのか分からないのですが、「何か印象的だな」と思っていると、

「ドーディチピエゲ」のネクタイだと教えていただきました。

「ドーディチピエゲ」とは、ブランド名ではありません。

「ドーディチ」はイタリア語で「12」なので、

「12折のネクタイ」のことを言います。

一般的なお手頃なネクタイは「3つ折りか5つ折り」のものが多く、

名の知られている「セッテピエゲ」でも7つ折りですので、

目を惹かれるのは当然でした。

ボリュームが全然違いますから。

ネクタイはふんわりと立体感がなければ胸元を完成させることは出来ません。

首元から深く綺麗なディンプルを刻み、力強く弧を描きVゾーンに落ちていくネクタイ。

それには上質なシルクを使った12折のネクタイを選択するのも

おしゃれだなと思いました。

価格は¥30,000-程しますが、一本もっていて損はありません。

我々Dandyism JAPANでは「セッテピエゲ」、「ドーディッチピエゲ」の取り扱いは

まだございませんが、手織りのフレスコ折ネクタイがあります。

これからの季節に涼しげな印象で、

しっかりとした打ち込みのハリコシのある生地ですので十分なボリュームが出ます。

サロンにお越しいただいた際には、是非お試し下さいませ。

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スーツの胸元にあるVゾーンはとても目が行きやすい部分ですので

少し凝るだけで相手に与える印象が変わります。

 

ゆったりとした、クラシックなスタイルであれば、

柄を無地のものや、紺地に小さな白ドットのもの、シックなペイズリーを選び

大剣の幅が8.5〜9.0㎝程度のもので上質なシルク素材であれば

とてもエレガントです。

モダンを取り入れるなら7cm幅を選択し、

ラペル幅も細く