お世話になっております。Dandyism-JAPAN黒田です。
秋冬のオーダーも始まり、もう早いものは仕立てあがってきています。
最近、洋服の雑誌、ブログを読んでいて気づかされることがありました。
それは、洋服に対する判断基準のことです。
我々日本人が服を選ぶ時、何を基準に選ぶでしょうか。
恐らく、多くの方がリラックスできて楽に着れるものを選ぶのではないでしょうか。
実際、私も休日はなるべく楽なtシャツ、デニムで過ごすことが多いです。
その判断基準はアメリカの影響を受けていると言われます。
歴史を見ると当然の流れなのでしょうが、アメカジが基本になっているのです。
しかし、これがけっこう難しい。
誰もスウェットやパーカーをカッコよくなんてなかなか着こなせないのです。
それならば、世界的にメンズファッションを牽引しているイタリアではどんな
判断基準で洋服を選ぶのか。
それは、フォーマルを崩すという判断基準だそうです。
キッチリとした堅苦しい服に楽さを加えていくのです。
例えば、スーツにtシャツとスニーカー、パンツ裾は折り曲げて、サングラスとブレスレット、指輪なんかをすると
イタリアンファッションの出来上がりです。肌が黒ければなお良しで、もちろんスーツは細身です。
フォーマルを崩すという判断基準は、カジュアルになり過ぎることもなく良いと思います。
最近良く見る、スウェットスラックスは崩しアイテムとしてはとても使いやすいと思います。
スウェットスラックスにtシャツ、ジャージージャケット、スニーカーでカジュアル感があるのに
スマートですね。
カジュアルな服を選ぶのではなく、フォーマルを崩す判断基準を培っていければ
ファッションをより楽しめるのではないでしょうか。