【デザインだけじゃない!製法の違いで選ぶ紳士靴の魅力】

 

こんにちは

Dandyism JAPANです。

今日のお勉強は、靴について。です。

 

普段何気なく履いている紳士靴。
形やデザインは何となく違いがあるなと感じている方も多いと思いますが、どんな製法で作れられているかまでご存知でしょうか?
実は靴の製法は見た目やデザインだけではなく、履き心地や耐久性にも影響する大切な要素なのです。

 

今日はそんな紳士靴の代表的な製法をご紹介したいと思います。
二つの製法の違いを理解して、今後の靴選びの参考にしてもらえればと思います。

 

まず靴の製法は大きく分けて、

 

・グッドイヤーウエルト製法

・マッケイ製法

 

の二つの製法に分けられます。

ではそれぞれの製法をご説明しましょう。

 

グッドイヤーウエルト製法

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出典:blog.uktsc.com

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出典:ur-blog.jp

この製法の最大の特徴は、ソールを張り替えられて、長く付き合えることです

履き初めは堅い印象がありますが、履き込めば履きこむほど自分の足形に癖付けがされて、

履き心地が良くなるのも大きな特徴です。

 

そのため長時間歩いても疲れにくい長所ががあり、インソールに縫い糸がないのも大きな特徴になります。大切な革靴を長く履きたい方にはこのグットイヤーウエルト式がおすすめです。

 

マッケイ製法

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出典:tau20101010.blog76.fc2.com

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出典:annex.transtyle.jp

 

こちらの製法は、アウトソールが薄くスマートな印象のデザインが多く、靴自体が軽量で軽く、足を包み込むような履き心地が特徴です。

 

また、インソールに縫い糸があるのも見分けるポイントになります。
ただし一点注意してもらいたいこと。それは構造上水が染み込みやすいため、雨の日や手入れなどに注意が必要になります。

 

あなたのお手持ちのシューズはどちらでしたか?

それぞれ特徴を見極めながら二足目、三足目をセレクトしてくださいね!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Dandyism JAPANでは、パターンオーダーシューズ・フルオーダーシューズのオーダーも承っております。
ご興味ある方は、気軽にご相談ください。

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【ビジネススーツのラペル幅は8.0cm前後を基準に】

 

おはようございます。
Dandyism JAPAN です。

今日のお勉強は、ビジネススーツのラペル幅について。です
お持ちのスーツやジャケットと比べながらみてみてくださいね。

スーツの上衿と下衿の境目。

ここを『ゴージライン』と言うのですが、ここ数年はゴージが高めにデザインされているハイゴージラインのスーツが主流になっています。

(↓ここの事です)

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出典:jobinfo.me

 

そのゴージラインのラペル幅は衿の折り返しに対して直角に定規を当てて測るのですが、

シングルスーツの場合、一般的なラペルの幅は7.5cm〜9.0cmが主流になっています。

 

身長や体の大きさによって似合う幅は多少前後しますが、一概にこれといって固定する必要はありません。

 

ただし一つだけ注意してもらいたいことがあります。

それは極端に細いラペル幅のスーツは避けましょう。

 

というのは、ラペル幅が細いスーツはビジネス向きではなくカジュアルジャケットの要素が

強いのです。この極端に細いというのは、おおよそ6.0cm〜7.0cm幅のことだと思ってください。

 

さらにこれらのラペル幅のスーツは、トレンドを追ったデザインを随所で施しているため、
ビジネススーツとしては不適合な箇所が多々見られます。ワンシーズンのみ楽しむのならともかく、次のシーズンまで持ち越して着られるとは限りません。

 

5年以上着続けることを考慮するのであれば、極端にラペルの細いデザインは避け、
ラペル幅は8.0cm前後を基準にセレクトしましょう。

 

数年でトレンドは変わるとはいえ、その変化はわずか数ミリ単位です。そのため数年で着られなくなる確率はほとんどありません。

 

またラペル幅の測り方は、ゴージ(境目の縫い線)ではなく、下の写真のように衿の折り返しているところに対して直角にメジャーをあてて測ります。

 

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出典:fashion.adeliepenguin.info

 

皆さんのお持ちのスーツは何センチでしたか?

新しくスーツを選ぶ際は、こちらもセレクトポイントにしてくださいね!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

Dandyism JAPAN ではオーダースーツやジャケット。
着こなしのご相談等、随時承っております。

お気軽にご相談ください

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【光沢感・柔らかさで選ぶか?耐久性・ハリ・コシで選ぶか?】

こんにちは
Dandyism JAPANです。

 

さて、今日は、スーツの基本となる表生地についてご紹介します。

この表生地には産地によって違いがあることをご存知ですか?

スーツの生地は主にイタリア生地とイギリス生地、さらに国産生地の大きく3つに分けることができます。その中でも、イタリア製とイギリス製の生地がスーツ生地の大半を占めるので、その二つの違いが分かると、スーツ選びの際の大きなヒントになります。

 

ではイタリア製とイギリス製の2つの生地の違いはどこにあるのでしょうか?

今日は生地の違いと特徴のポイントをご紹介しましょう。

 

まずイタリア製の生地は、パッと見た印象はツヤがあって手さわりがよく、薄くて柔らかいのが特徴です。

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出典:tailorfields.com

 

反対にイギリス製の生地は、光沢感はさほどなく、ハリとコシがしっかりした生地が特徴となっています。

 

djblog2

出典:www.global-style.jp

写真の2つを見比べると一目瞭然なのですが、同じ値段のスーツなら、断然イタリア製のスーツの方が光沢感があって高そうに見えます。

 

しかし、日常のスーツを普段着用する仕事着と考えた場合、選択する基準としてまず考慮したいのは、耐久性が高いかどうかです。

 

というのは、ビジネス場面においては、通勤や車のシートなどでパンツが擦れたり、ジャケットの着脱、立ったり座ったりする動作などで生地自体が擦れしまり傷めてしまう場面が多々あるからです。

 

もちろんイタリア製の生地が耐久性に欠けるという訳ではありません。しかしイギリス製に比較すると、耐久性は劣ってしまうという欠点があります。その点イギリス製の生地の方が

イタリア製の生地よりも長持ちしつつ型崩れしにくいのです。

 

それはなぜなのか?

実は・・・生地を織る糸に秘密があるんです。

少し専門的な話になりますが、織糸には『単糸』と『双糸』があります。

 

単糸とは、撚(よ)りが一回かかっている糸のこと。また双糸とは単糸をさらに撚った糸のことです。撚りが強い分丈夫な糸になります。『撚り』とは糸をねじり合わせること。です。

 

なぜ糸に撚りをかけるのでしょうか?
それは、繭からほぐし出した糸はとても細くそのままでは糸として使えないからです。

 

そのため何本かを束にしなくてはならないのですが、そのままではバラバラになって扱いにくい。そのため生糸の束に撚りをかけると、丈夫な1本の糸として使えるようになります。

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出典:spinnuts.kyoto.jp

「経・緯双糸」とは、経糸にも緯糸にも双糸を使用した生地という意味です。

耐久性とハリがありますが、光沢感には欠けます。またお仕立てした印象もカチッとしています。

 

そう、これが理由になります。
イギリス製の生地は「経・緯双糸」で織られているからこそ、光沢感には欠けますが、耐久性とハリがあるのです。
一方イタリア製の生地の大半は、単糸と双糸の交互に織る交織だからこそ、光沢感や生地の柔らかさを生み出すことができます。

 

これが延いては見た目と風合がソフトな感覚を生み出しています。またここに耐久性の差が出るのです。

いかがでしょうか?
産地の違いによって生地の風合いが、まったく異なるものになり、それは糸の織り方の違いから生み出されたものであるということをお分かりになったでしょうか。

 

イギリス製か?イタリア製か?
スーツをセレクトする際の一つのポイントにしてみてくださいね!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Dandyism JAPAN ではオーダースーツジャケット。
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