【ネクタイの品質は『たるみ糸』の有無で判断する】 | スタイリング・メンズ会員限定サロン東京都渋谷区神宮前

みなさま
おはようございます。

今日はネクタイを学んでみましょう♪

最近では、クールビズが世の中に定着し
冬もノーネクタイなんです。という方もいらっしゃったり
ネクタイの需要は年々減っている気がしますが
皆さんの周りではどうでしょう？？

ぜひ一度お持ちのネクタイを見ながら、学んでくださいね♪

出典：www.itoyokado.co.jp

ネクタイの大剣の裏を見てみたら、何だかピローンと垂れ下がった糸があった。

そんな経験ありますか？

実はこれは「たるみ糸」呼ばれるもので、ネクタイの大剣（または小剣）の裏側に付いている

ループ状になった糸のことなんです。

この「たるみ糸」の存在こそ、高級なハンドメイドネクタイの一つの証と言えます。

出典：www.necktie-creation.jp

出典：www.sevenfold.it

ネクタイというのは、上の写真のように一枚の大きな生地を斜めに裁断するところから

製作されます。その後縫製されやがて一本のネクタイが出来上がるのですが、斜めに裁断されることにより伸縮性が生じるわけです。

そのため結びやすくなり、結び目をほどいた後でもよじれることなくすっとシワがなく
元通りに戻るわけですね。

この復元力を増すための重要な部分がこのたるみ糸。

縫い糸の先端に余裕を持たせることで結んだ時に糸が切れないようにし、
結ぶ際にスルスルと動き、縫い糸と生地の破損を防いでくれるとても大切な役割を担っているわけです。

なので絶対にやってはいけないことが・・・。

それはたるみ糸をカットしてしまうことです。

ネクタイがバラバラになり使い物にならなくなってしまいますので
くれぐれもご注意くださいね。

ネクタイの品質を保証する、たるみ糸の存在をぜひ覚えておいてください。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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