ディテールに拘る ~「襟(えり)」~

スーツを綺麗に、

良い印象を与えれる着こなしを表現していく中で、

シャツの装いも重要になってきます。

 

スーツの袖から1.5㎝シャツ袖を出すことが

綺麗できっちりとした印象のクラシックスタイル

後ろ襟(襟腰)もスーツの襟より1.5㎝出る。それには、シャツの襟腰

が、約4.5㎝必要になります。

それに加え、Ⅴゾーンにもポイントがあります。

ネクタイも印象を左右する大きなアイテムですが、

シャツ襟(襟羽根)にも目を向けていく必要があります。

スーツのラペル(襟)からシャツの襟羽根が出てしまうと

野暮ったくなってしまいます。

綺麗に着こなすにはラペルにしっかりと収まる

襟羽根が長さ8.5~9㎝あるものを選びます。

襟型は「セミワイドカラー」などの少し前の開きの大きいタイプ。

一番上のボタンがある襟を支えている部分(前台襟)が3㎝あれば

ネクタイの収まりが良くなります。

このような、クラシックな基本スタイルを抑えておくと

いつでもどのような場面でも使え、

また襟をラウンドカラーにしたり、

ボタンやボタンホールのカラーを紺や赤に変えたり、

少し遊びを加えたデザインにする楽しみも広がると思います。

Dandyism Japanでは

10,800円~基本スタイル、カジュアルスタイルなど

お好みに合わせたデザインをご提案させて頂いております。

 

 

 

 

 

スーツコンシェルジュ・フィッター森谷 自己紹介

初めまして、コンシェルジュの森谷と申します。
 
 
「気づいたらこればっかり着てるんだよね」
 
お客様に言われて一番嬉しかった言葉です。
これは、お客様のクローゼットにかかっているたくさんのスーツの中から私が製作したスーツを手に取ってくれているということ。
そんな風に自然と手が伸びる服を作りたい。
 
せっかくご縁を頂いて作るのですから、愛着を持って末永く使ってもらえる服を作りたい。
服はそのモノ自体が価値を放つ美術品ではなく、着る人のパーソナリティを表現するための道具です。
道具は使いやすくなければならない。
 
服でいう使いやすさとは「着心地」と「使い回しのしやすさ」であると考えています。
長時間の着用でも疲れにくく、かつ気軽に着てもらえる服であることを第一としつつ
シルエットという曲線美(色っぽさ)をいかに出すかということに重点を置いた設計をしています。

「こういうのが欲しかった」と思うものがカタチになる楽しみ、
そしてそれを使い続ける楽しさを味わってみてほしいと思います。
 
 
経歴
 
高校生のときから「オンリーワン」に強い憧れを抱いていた少年が大人になり
ひとりひとりのためのオンリーワンを作り出す「オーダースーツ」に出会い、オーダー業界に入る。
 
2年間、独学で洋服について学びながら空いた時間を利用しザ・リッツ・カールトン東京にて勤務、おもてなしとサービスの心を学ぶ。
その後オーダースーツ会社の設立時から携わり接客・採寸・設計など現場を取り仕切り年間300着以上の洋服を製作。
何百人もの体型や好みの傾向を見てきた中で独自の視点での提案を確立。
 
独立後は、顧客のオン・オフ時の服装の提案をはじめ音楽家や新郎の衣装、会社の制服などを提案、製作。
一人ひとりのご要望や持っている雰囲気、身を置く環境などを元にTPOに合わせた洋服作り・雰囲気作りをしつつ
「お客様が服に期待するもの」に注目した服作りをテーマとする。
また、専属スタイリストとして国内・海外出張時の同行を行うこともある。