お仕立て上がりスーツご紹介

Dandyism-JAPAN オーダースーツコンシェルジュ黒田雄一です。

毎月多くの方にスーツ、ジャケット、シャツ等を仕立てさせていただくことができ、

大変ありがたく思っております。

これからも日々スーツの研究、勉強を欠かさず、Dandyism-JAPANのスーツが

どんどん艶のあるものとなって、皆様に愛されるようがんばります。

 

 

 

 

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① 紺地にグレイのウィンドウペイン柄スーツ。

定番であるがゆえに格子の大きさ、色で個性が出ます。

写真は5×5.5ピッチの格子で収まりの良い大きさ。明るめの水牛ボタンで軽快感と威厳を。

チャールズワイドカラーのシャツと合いますね。


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② 紺地に同色系の細い格子と濃紺の2.5㎝ピッチ格子が入っています。
このように遠目には無地っぽく見える柄は、近くに寄ることで魅力がアップします。
「あれっ。柄入ってるんだ。」と思われたらちょっと嬉しいですね。

 

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③ グレーにホワイトとブルーの2㎝ピッチ格子柄。
こちらも近づかなければブルー格子は分かりません。
ライトグレーにホワイトチェックはリッチ感が出て格上な雰囲気が強くなります。
明るめのタイで華やかさアップ。

 

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④ こちらはライトグレイ地に縦に霜降り柄を走らせたスーツ。
ボタンも明るめで、着る人を上品に見せるスーツだなと思います。
女子受けもよさそうですね^^

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⑤ 程よい光沢と、ネイビー地に濃紺格子、プラス赤の格子が入っている生地デザイン
シングルピークのドレッシーなフロントに、貝をブラウンに染めた透明感のあるボタン。
袖のボタンホールを一つ赤にしています。とても綺麗なカラーコンビネーションで着る人のセンスを感じます。

 

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⑥ ゼニア「トラベラー」のブラックスーツ。
イタリア最高峰の、繊細で綺麗な生地に、皺になりにくく、皺になっても一晩で戻る織り方で仕上げられている生地。
とても柔らかく、軽い、真にイタリアらしい生地。光沢までも軽快に感じます。
ラペル(襟)を少し太くし、グレイの貝ボタンがさらに男らしさをアップしていますね。
ディティールに拘ってブラックスーツを格上げして下さい。

 

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⑦ ライトブラウン地にくっきりとしたホワイトストライプが映えるデザイン。
華やかな印象で、着用される方を選びますが、U様にはとてもお似合いでした。
華やかなスーツはなかなか着用できない場合が多いと思いますが、
ジャケットだけであれば華やかな柄でも遊べると思いますので、
是非、この時期、明るいイタリアンブルーのコットンジャケットなどで遊んでみて下さい。

 

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⑧この季節らしい、リネンジャケット。
ボタンホールもブルー系で合わせ、
写真はないのですが、袖口のボタンホールを片方の一つだけグレイにしています。
明るいホワイトボタン、腰ポケットがアウトポケットで軽快ですが、
極薄肩パットを入れて、リラックスし過ぎない印象に。

いつもより多めに紹介させていただきました。
細かいディティールや生地、ボタンの選択はスタイリストと相談しながら決めることが出来ます。
お客様のご要望をお聞かせ下さいませ。

スーツを楽しむ

Dandyism-JAPANスーツコンシェルジュ黒田雄一です。

前回に引き続きスーツについて書いていきたいと思います。

 

今回はシルエットとドレスコードについてです。

 

シルエットは大きく3つに分けられます。

 

ブリティッシュな角ばった肩にシェイプのきいた胴回り。

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イタリアらしい丸い柔らかなシルエット。

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アメリカンな胴回りをあまり絞らないボックスシルエット。

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そして其々に人に与える印象があります。

信頼感を与えるのは「ブリティッシュ」、

リラックス感があり警戒心を弱める「イタリアン」。

カジュアル感があり骨太な印象を与える「アメリカン」。

例えば、

大事な商談の時は「ブリティッシュ」。

普段は親しみやすい「イタリアン」。

休日出勤などの社内業務の日は「カジュアルアメリカン」。

という具合に使い分けることが出来ます。

そして朝、着替える時にこれらのスーツを選ぶ行為が紳士的であり、他人に対する思いやりでもあり、オシャレを楽しむ醍醐味です。

そして素材を季節ごとに変えることが出来れば、

選ぶ楽しみも増え、周りに与える印象も変わるかもしれません。

「情緒のある、おしゃれな人だな・・・」と、

これが多少個人的ではありますが、「ドレスコード」です。

 

実践的な「ドレスコード」はかなり細かなルールが存在しますが、それは少しづつ・・・。

たとえば、

世界的に、「ストライプは都会の柄。茶色のシューズは田舎的。」とされています。

 

そうすると、紺のストライプスーツに茶色のシューズはドレスコードとしては合っていない。NGです。

欧米などでの金融関係の方とのお仕事の場では、第一印象はアウト。となるそうです。

厳しいですね。ですが「ドレスコード」をマスターしていることで、教養人、信頼できる人としての切符は手に入れれます。

外見は大事ですね。

知れば知るほど、実に付けば身に付くほど、その日の自分に合わせたスーツ、

お気に入りのスーツなど、オシャレする紳士的な楽しみが出て、豊かな人生への一端を担うことが出来るかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

スーツは不思議な洋服

Dandyism-JAPANスーツコンシェルジュ黒田雄一です。

スーツについて知れば知るほど洋服としての歴史を感じます。

よくヨーロッパでは役職によって着るスーツのランクがあると言われ、

日本のように新人でもいきなり10、20万もするスーツを着れるような気風はないようです。

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その気風は、国其々の心に染み付いた文化の違いであり、日本人であれば、たまに着る浴衣が心地良かったり、大河ドラマで見る着物、甲冑などで武将の拘り、性格が分かったりという、小さなころから長くいる環境から感じ、教わり、自然と身についている感覚だと思います。

スーツはイギリス貴族から始まり、世界に広がりました。

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イタリアが仕立て技術を磨き柔らかなスーツ、イギリスは伝統を守り堅牢なスーツ、アメリカは大きなシルエットで大衆的なスーツ(アメリカのスーツはヨーロッパ移民が持ち込んだとされている。)、フランスはイギリスを意識しながら通好みの孤高なスーツを作ります。

ディティールもバルカポケット(イタリア)、チェンジポケット(イギリス)、センターフックベント(アメリカ)、フィッシュマウスラペル(フランス)など其々に特徴があります。

ヨーロッパ人という同族意識の中、ルーツを自分のものと感じ、各国の本物を築き上げてきた歴史は人々の心に深く染み付いているのではないでしょうか。

我々、日本人がスーツを文化として捕らえることは難しいかもしれませんが、スーツを知ることで自分のものにすることは出来ると思います。

重要なのはシルエットとドレスコードです。

ちょっと長くなりますので頁を改めます。